(VOVWORLD) -中国が17〜18日に開く巨大経済圏構想「一帯一路」の国際会議に合わせて訪中予定のロシアのプーチン大統領は、中国国営中央テレビが15日に報じたインタビューで「各国の力を結集し、共通の発展を実現している」と一帯一路を称賛しました。
(写真:ロイター) |
中国が他国を支配下に置く構想との見方には「事実ではない」と否定しました。
プーチン氏が訪中すれば、昨年2月の北京冬季五輪に合わせた訪問以来で、同月下旬のウクライナ侵攻後は初となります。
プーチン氏は、中国の習近平国家主席が提唱する一帯一路を「人類運命共同体の理論を実践した」と評価しました。参加国が巨額の債務から抜け出せなくなるといった否定的な意見を踏まえ「(協力を)一方的に押しつけたり、強制したりするものではない」と擁護しました。
中ロを含む新興5カ国(BRICS)にイランやサウジアラビアなどが新しく加盟することにも言及しました。「世界の多極化を体現している」と述べ、米国を念頭に「誰も一つの国に従属したくない」と主張しました。
プーチン氏は習氏について、40回以上にわたる対面を振り返り「冷静で、実務的な信頼できるパートナーだ」とし「世界が公認するリーダーだ」と持ち上げました。
(nikkei.com)